教授 岩瀬博太郎

東京大学法医学教室のホームページを訪問いただきありがとうございます。

当教室は日本で最古の法医学教室とされております。

教室を開講した片山國嘉先生は、応用医学を各人医学(現在の臨床医学)と国家医学(現在の社会医学)の二つに分類し、法医学は国家医学に属するとしました。法医学は各患者さん一人ずつを診断・治療するための医学ではなく、生きている人々全体の権利や安全を守ることを考える医学として位置づけたのです。

開講以来、諸先輩の努力により血液型やDNA型の研究など、様々な華々しい研究を行ってきました。今後も、法医学の目指すべきものが本来何であるのかを見失うことなく研究・教育を行い、それを通して、将来を担う人材を育成することが私たちの使命と考えております。

本ホームページが皆様にとって法医学を理解するための一助となれば幸いです。